凄すぎる、最古のコンピューター！ ～アンティキティラ島の機械～

にわかには信じがたい話である。

これほどまでにスゴイものが２１００年以上も前に
作られていたなんて。。。




ギリシャのアンティキティラ島の近くに沈んでいた
沈没船から発見された、朽ち果てる寸前のような
機械。

紀元前150~100年にギリシャ人によって作られた
計算機（一種のコンピューター）なのだという。

1950年代以降、その機能の分析や復元が進められ、
複数の歯車を組み合わせた差動歯車機構によって
太陽、月などの天体運行を示す精巧な機械である
ことが２００６年に判明した。

最古の機械式時計と呼ばれるものは１３世紀頃に
作られたと言われているが、それよりも遥か以前に
これほど精巧な機械を作っていたとは。。。
月の満ち欠けを示し、更にはうるう年の調整機構
まであるなんて、本当に信じがたい。

更に最近の発表では、この機械は古代ギリシャの
オリンピア競技の実施時期そしてその場所を決める
装置であったということが分かった。

まだまだ解明すべきことも多いとは思うが、なんとも
ロマンに満ちた話である。

この装置を現代でも使っていれば、これから数時間
後に始まる「恥ずべき祭典」など行われなかったで
あろうに。。。



機械の細かい解説は、是非上記のリンク先を
ご参照いただきたい。
少し長いですが、nature.comの動画は必見！
この機械の凄さがCGによって見事に再現されて
おり、まさに驚愕に値する。

＜追記＞
後日、上記に関連した書籍を見つけたので、
レビューを書いてみました。