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寺社の大修理と宮大工さん ~知恩院・集会堂~ [京都徒然]

現在、京都の知恩院で「集会(しゅうえ)堂」
(重要文化財)の大掛かりな修理作業が行われて
いる。

9月中旬に2日間だけ一般に公開されるというので、
見学に行ってきた。


IMG_2775s.jpg

江戸前期の1635年に建立された集会堂は
42.9mX23.7mというかなり大きな建物で、法要
を営む際、本堂に昇る前に法鼓を聞き装束を着けて
集合するための施設とのこと。

今回の大修理では屋根瓦をふくための下地となる
屋根の木組みを一度解体し、傷んだ部分を修復
して再度組み直すという作業をするということで、
係員の方の話では、このように木組みを間近で
見ることが出来るのは、150年に一度のチャンス
なのだそうだ。

たった2日間の一般公開のために、木組みの構造・
仕組み等について、説明用のパネルが準備されて
いたり、使用する工具・道具の解説がなされていた。
また宮大工さんの作業実演もあり、なかなか見応え
のある一般公開だった。

IMG_2797s.jpg

なんでもこの集会堂をたった6人の宮大工さんだけ
で修理するらしく、膨大な時間(もちろん費用も!)
がかかるのは想像に難くない。

日本にある貴重な神社仏閣を今後も維持していく
ためには、こういった作業に従事される人たちの
確保や育成も大変なのだろうなと他人事ながら
考えてしまう。

(しかしいつも思うことではあるが、やはり職人さんは
 素敵だ!!)

春の特別拝観に次ぐ、今年2回目の知恩院。 
何だか今年は御縁があるようだ。




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