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JEFF, The Best! [My Music Box]

熱狂的なポルシェ愛好家は、「最新のポルシェが、
最高のポルシェ」と言って憚らない。

この言葉を借りるならば、まさに「最新のジェフが、
最高のジェフ!」であると断言する。

JB.jpg

現在来日中の、ジェフ・ベックの大阪公演に行ってきた。

2005年以来の来日公演であるが、今年65歳になる(!)
ということが信じられないほど、キレまくったギターで
思いっきり楽しませてくれた。

何と言っても、微妙な音程のコントロールは凄いの一言。
チョーキングはほとんど使わず、アームの微妙なアップ・
ダウンで音程に変化をつけ、楽曲に命を吹き込んでいく。

またフローティングさせたブリッジを手のひらで押し付けて
微妙な音程変化をつけたり、ビブラートをさせたりという
テクニックを想像以上に多用していた。
ギターの表現力の豊かさは、どう考えても他の追随を許さ
ない。(チューニングが狂わないことにも驚き…)

ライブの前半は客席がおとなしくて、嫌な予感がしたが、
中盤の Stratus で、ヴィニー・カリウタが強烈なドラミング
を披露し、会場は一気にヒートアップした。

前回の来日時よりも、ヴィニーのバンド内での重要性が
一段と高まっており、今回は彼がバンド全体を引っ張り、
ジェフを自由に遊ばせているという印象を受けた。

現在売り出し中のタル嬢も噂通りのプレイ。
なんと言っても華がある。その若さやキュートなルックスを
含め、スターの要素を兼ね備えている。

ジェフに話を戻すと、クラプトンとの競演を間近に控えて、
モチベーションが高いのだろう、最後まで緊張感は途切れ
ることがなかった。

そういえば以前Charさんのインタビューを読んだのだが、
「クラプトンは本当にブルースが好きで、いつかはこういう
スタイルでやりたいという最終形があり」、「ベックはそう
いう最終形がなく、常に新しいものを求めるしかない」と
いうようなことを言っていた。

だがらこそ、ジェフ・ベックは最高のギタリストだと声を大に
して言いたい。

一方で、セットリストに新曲が無いことも少し寂しい事実。
そろそろ今のリズム隊を従えて、オーガニックなアルバムを
作って、世のギターキッズ達を改めて驚かせてもらいたい。

新しいライヴDVDのリリースは福音には違いないが、
ホントに本気でお願いしたい!



ブロウ・バイ・ブロウ


 







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