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Aria ProⅡ PE-MID-1 ピエゾ・ピックアップ考察 [つれづれ ~楽器~]

長らく更新が滞っていたのですすが、先日記事に書いた
Aria ProⅡPE-MID-1のピエゾ・ピックアップについて
ご質問をいただいたので、自分の分かる範囲でコメント
をしたいと思います。

PE-MID-1 ピエゾ・ピックアップ.jpg

まず一点は、「このギターではアコギっぼい音は出るのか?」
というご質問。

あくまで私見ですが、あまり多くは期待されない方が良いかと
思います。(もっとも「アコギっぽい音」の定義をどう捉えるか
が問題で、リアルさを追求するならちょっとキツイ、「それっぽい」
音で十分であればOK、程度の意味合いです)

単体でピエゾの音を出した場合、やはり中低音がペラペラで
違和感を感じられると思います。

このままでは私も悔しいので、邪道な使い方ではありますが、
エレキギター用のエフェクターであるBOSSのAC-2(アコース
ティック・シミュレーター)を繋いでみました。

ある程度の補正が出来るため、かなりエレアコっぽくなります
が、全域をバランスよく鳴らせるようにするためには、音量バラ
ンス、音質について、結構シビアな調整をする必要があるよう
です。

むしろ自分としては、このエフェクターの本来の使い方である
ハムバッカーをAC-2にかませた方がベターのように感じられま
した…
さらに言うと、ハムバッカー(フロント)からの出音をベースにして、
高域の補正にピエゾの音を若干ミックスする、というのが一番イメ
ージに近い音に感じられました。
(すなわち中低音はハムバッカー由来の豊かな音で、高音域の
物足りない部分をピエゾの音で補ってやる、という感じです)

既にエレアコ用のプロセッサー等をお持ちであれば、それを
使って音を作りこんでいくということでかなり対応できそうな気が
しますが、このギターをアコギ風に鳴らすために機材を揃えると
いうのは、本末転倒のようにも思えます(笑)。

結論としては、
バンドのアンサンブルの中でアコギ風の音が欲しいという時には
非常に重宝すると思いますが、例えばこのギターを使って弾き語り
をしたりするのは、ちょっとキツイものがあるかと思います。。。
(まあこのギターで弾き語りする人はいないと思いますが!)


もう一点のご質問は、「レイテンシーに問題はあるのか?」という件。

自分の手持ちの機材(Roland GR-09)を鳴らした時の感覚で言い
ますと、レイテンシー及びレスポンスについての問題は特に感じま
せん。
別のギターに搭載しているGK-2A(旧式ですいません!)との比較
でもむしろ良好だと思います。

ご質問の趣旨とはズレますが、TSCさんのHPは非常に参考になり
ますよね!特にこのあたり

なお当ギターは、「GRシステムを搭載している」ということではなく、
ピエゾPUで拾った各弦の信号を独立した形でGRシステムに供給
(出力)することにより、「GRギターシンセサイザーをコントロールす
ることができる」ギターである、というのが正しい表現だと思います。

某ネットオークションでも、結構このギターの出品があるようですし、
(個人的には複雑な想いですが、)落札価格もだいぶこなれてきて
ますよね。
非常にいいギターだと思いますよ!

以上、ご参考になれば幸いです。
なお上記の内容は、すべて一素人の個人的なコメントですので、
その旨ご留意下さいませ!














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